磯崎 秀樹

〒719-1197 岡山県総社市窪木111 岡山県立大学 
情報工学部 情報システム工学科 教授
Hideki Isozaki’s English page

2011年4月1日に、日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所から移りました。

ニュース

NTCIR-9で、磯崎の考案した翻訳自動評価法RIBESと英日翻訳法Head Finalizationの有効性が確かめられました。
特許翻訳の概観論文

RIBES(ライビーズ)
日英のように、語順がまったく違う言語の間でも、翻訳の品質を精度よく評価できる自動評価法です。
RIBESのコードが、NTTから公開されています。ぜひご利用ください。Rank-based Intuitive Bilingual Evaluation Scoreの略ですが、カシスのような植物を指す英単語でもあります。
PATMTオーガナイザの概観論文のp.573のTable 19をみると、これまで標準的に用いられてきたBLEUやNISTは、英日や日英の翻訳の評価では、人間による評価とまったく相関がなく(正確には非常に弱い負の相関)、評価に使えないことがわかります。

Head Finalization
英語の文を日本語そっくりな語順に並べ替える簡単な方法です。「統計的機械翻訳(SMT)」は、語順が似た言語の間では、非常に高精度な翻訳ができるので、これで英語⇒日本語の語順の問題が解決し、SMTの能力が発揮できます。
上記のオーガナイザの概観論文のp.567の右半分~p.568あたりが英日翻訳の結果です。
Head FinalizationをベースにしたNTT東大チームの論文のp.587のTable 2を見ると、Head Finalizationを大量のデータから作った言語モデルと組み合わせる(EJPO+BIGLM)だけで、かなりの高性能が得られることがわかります。
ACM TALIPに投稿していたジャーナル論文が採録され、2012年9月に掲載予定です。

研究

統計的自然言語処理、とくに、固有表現抽出などの情報抽出、質問応答システム、統計的機械翻訳など。

特にお薦めの論文:
固有表現抽出のためのSVMの高速化 C02-1054
英日翻訳Head Finalization W10-1736
翻訳自動評価RIBES D10-1092

論文等出版物

もっと詳しく

教育

平成24年度に担当する講義は、前期「システム工学」後期「情報倫理・セキュリティ」「ソフトウェア設計」「情報検索と情報抽出(修士)」です。

システム工学(学部、前期火曜1限)
統計検定・グラフ理論・ニューラルネット・シミュレーション・線形計画法・非線形計画法・動的計画法・整数計画法・信頼性などを広く浅く教えています。
ソフトウェア設計(学部、後期金曜5限)
ネットで公開されているJavaで書かれたプログラムを読みながら、Javaの使い方(正規表現やCollection)やオブジェクト指向プログラミングの原則を教えています。
情報倫理・セキュリティ(学部、後期水曜1限)
平成24年度から開講です。
情報検索と情報抽出(修士、後期水曜2限)
平成24年度から開講です。

趣味のLaTeX

自作のLaTeXパッケージなど
LaTeX用にTikZで描いたクリップアートもあります。